展示詳細
展示タイトル:U.N.I.T.
 
出展作家:田巻海・佐々木樹
 
日程:2019年3月2日(土)~3月14日(木)(会期中無休)
 
時間:13:00~19:00 ※最終日のみ17:00まで
 
オープニングパーティー:3月2日(土)17:00~
 
ゲスト:藤澤大智(東京大学人文社会系研究科博士後期課程)
 
会場:KAF GALLERY
   〒332-0011 埼玉県川口市元郷 2-15-26
   ART RESIDENCE KAWAGUCHI 1F
   http://www.art-kouba.com/
Infomation
Exhibition : U.N.I.T.

Artist : Kai TAMAKI,Miki SASAKI

Date : 2nd - 14th, March

Open : 13:00-19:00 (last day is closed at 17:00)

Opening event : On 2nd, March at 17:00

Guest : Daichi Fujisawa (Doctoral program, graduate school of Humanities and Sociology, University of Tokyo)

Place : KAF Gallery (Kawaguchi, Saitama, Japan)
Archive
2019
本企画は、1922年にワイマールにて宣言された『K.U.R.I.宣言』の記述を基に、 写真家の田巻海(1991-)と詩人の佐々木樹(1992-)における新たな造形的思考の理解への導きを『U.N.I.T.宣言』とし、『K.U.R.I.宣言』との差異を明らかにしながら提示することを目的とする。
Based on the description of K.U.R.I. manifest declared in Weimar in 1922, this exhibition aims to understand new idea of form in contemporary art by Kai TAMAKI (photographer,1991-),Miki SASAKI (poet,1992-). We name it U.N.I.T. manifest and intend to be presented while clarifying the difference from the K.U.R.I. manifest.
K.U.R.I.宣言

Ⅰ. 分析
 
 1. 分析(解体と崩壊)は総合(芸術の統合)のまえに続けられなければならない。
 2. 芸術は、この道を自然(受継がれた形態に関して)から始まり、つぎのようなさまざまなイズムを通っていく。
  a) 印象主義は色彩と線の分析をした
  b) 未来主義は運動と時間の分析をした
    マリネッティ - ボッチョーニ
  c) 表現主義は基本的形態と感情の分析をした
    カンディンスキー - クレー
  d) ダダは分析のモードとして破壊を追究した
    ツァラ - シュヴィッタース
  e) キュビスムはマッスと空間の問題から素材と幾何学的形態へと前進した
    ピカソ - オザンファン
  f) ロシア構成主義は基本的形態と基本的構成のイデオロギーに到達するまで前進した
    マレーヴィチ - リシツキー
  g) ワイマール・バウハウスは建築的理論を与え、工房のマイスターに新しいモラルを与えた
    グロピウス - アルバース
  h) オランダのデ・ステイルは水平と垂直の装飾的な様式を産んだ
    ファン・ドゥースブルフ - フルッサール
 3. こうして分析のプロセスは、厳格な幾何学的形態と平面的形態を、スペクトルの色彩と白・黒のスケールに到達させた。
 4. これらの要素はこれ以上分解しないだろう。したがって、分析の時代は終わった。
 5. (同様に19世紀の科学的な仕事も研究や記録や分類が行われる。)
 6. 一方、20世紀においては科学的に供給がなされる(技術、社会学、医学)
U.N.I.T.宣言

Ⅰ. 分析
 
 1. 分析(解体と崩壊)は総合(芸術の統合)のまえに続けられなければならない。
 2. 芸術は、この道を自然(受継がれた形態に関して)から始まり、つぎのようなさまざまなイズムを通っていく。
  a) 印象主義は色彩と線の分析をした
  b) 未来主義は運動と時間の分析をした
    マリネッティ - ボッチョーニ
  c) 表現主義は基本的形態と感情の分析をした
    カンディンスキー - クレー
  d) ダダは分析のモードとして破壊を追究した
    ツァラ - シュヴィッタース
  e) キュビスムはマッスと空間の問題から素材と幾何学的形態へと前進した
    ピカソ - オザンファン
  f) ロシア構成主義は基本的形態と基本的構成のイデオロギーに到達するまで前進した
    マレーヴィチ - リシツキー
  g) ワイマール・バウハウスは建築的理論を与え、工房のマイスターに新しいモラルを与えた
    グロピウス - アルバース
  h) オランダのデ・ステイルは水平と垂直の装飾的な様式を産んだ
    ファン・ドゥースブルフ - フルッサール
 3. こうして分析のプロセスは、厳格な幾何学的形態と平面的形態を、スペクトルの色彩と白・黒のスケールに到達させた。
 4. これらの要素はこれ以上分解しないだろう。したがって、分析の時代は終わった。
 5. (同様に19世紀の科学的な仕事も研究や記録や分類が行われる。)
 6. 一方、20世紀においては科学的に供給がなされる(技術、社会学、医学)

上記の分析についてさしたる異論はない。U.N.I.T.宣言に与えられた役割はこれからK.U.R.I.宣言と同様の方法を用いてメディアにおける自然について分析を行っていくことである。21世紀における造形的思考の基礎を考察するための旗となることを意図し、K.U.R.I.宣言における「Ⅱ.総合」を以下のように改訂する。
Ⅱ. 総合
 
 7. 芸術は統合されたときにのみ、ふさわしい状態になる。
 8. 総合芸術は人間の活動の最も高次なもの、つまり建築である。
 9. 人が石、セメント、鉄、ガラス、木を結合し、破壊された自然を創造することにおいて総合するということは、幾何学の法則にしたがって分析された空間の構成をすること。
 10. 人の新しい考えのための功利主義の実現は、芸術表現に向かってどこまでも活動中である。
 11. 感情(倫理的、美学的)のユートピア的思考の追究という主題の代わりに、物質的主題(触ることのできる)を確立すること、したがって、理性的であるということ。
 12. 新しい建築に対する世界中の切望は、すべての土地の新しい鉄鋼の作品や塔が空に向かって伸びていくだろうというわれわれの信念を熱くする。
 13. K.U.R.I. という建築のコンセプトを強調することは重要であるが、すでに破壊的な芸術のことば遊びや功利的な企業の指標となることを恐れている。
 14. したがって、われわれは新しい建物を実際に建てなければならない。
 15. 建物は3つの部分からなる。
  a) 機能的 - 経済的
  b) 構造的 - 数学的
  c) 精神的 - 内容
 16. 3つの要因のすべては、建築の基礎的指針において、1つの同じ幾何学的法則を強調する必要がある。
 17. この基本的な指針(モチーフ)は、全体と個別の部分の特徴を決定する
 18. 建物の素材、構造、形、色、そしてリズムは、部分の形、色、素材とリズムを決定する。
 19. こうして、われわれは、上記の方法によってつくられた建築の構成要素として絵画や彫刻や工芸を理解する。
 20. これらに含まれる芸術は自由であり、主題の表現は終わりのないところにある。
 21. 以上のことを表すために、われわれはKuriということばをコンセプトとして表明する。
 22. Kuriは技術の達成を芸術と結合する。
 23. 最後に、われわれは機械的な絵画や動く造形、空間と形態を変化させるような建築を手に入れるだろう。
 24. 運動は、最後には、置きかえるのではなく、従来の静的な芸術に引き継がれる。
 25.偶然は法則的なものになる。装飾的で表現的なものは、
 
 構成的で
 
 実用的で
 
 合理的で
 
 インターナショナルな
 
 美しいイデオロギーの場に
 
 Kuri、ひとつの、分割できない
 
 世界観である
 
 Kuri!
 
 新しい立方体に:
 
 Kuri の世界は最初の立方体の住まい。
 
 Kuri
 
 ワイマール、1922年12月
 
 モルナール・フォルカシュ、ステファン・ヘンリック、ヨハン・フーゴ、ワイニンガー・アンドル(ハンガリー)、クルト・シュミト、オットー・ケヘル(ドイツ)、ハインリヒ・コッホ、R・コスニック(チェコスロヴァキア)、ゲオルグ・テルシェール(オーストリア)、アドルフ・パリス(エストランド)、セミフ・レステム(トルコ)、L・チャチノヴィツ
 
出典:
モルナール・フォルカシュ(井口壽乃訳) :「K.U.R.I.宣言」.井口壽乃、圀府寺司編『アヴァンギャルド宣言 中東欧のモダニズム』(三元社、東京、2005) 29-32頁所収
Ⅱ. 総合
 
 7. 芸術は統合されたときにのみ、ふさわしい状態であるべきだ。
 8. 総合芸術は人間の活動の最も高次なもの、つまり建築である。またパーソナルコンピューターは、今や人間の活動の最も高次なものである。つまり総合技術である。
 9. 人が石、セメント、鉄、ガラス、木などを結合し、破壊された自然を創造することにおいて総合するということは、幾何学の法則にしたがって分析された空間を構成をすることであった。
 10. 人の新しい考えのための功利主義の実現は、建築においてもパーソナルコンピューターにおいても未来に向かってどこまでも活動中である。
 11. 感情(倫理的、美学的)のユートピア的思考の追究という主題の代わりに、物質的主題(触ることのできる)を確立すること、したがって、理性的であるということは確かに必要である。
 12. パーソナルコンピューターに対する世界中の切望は、新しい鉄鋼の作品や塔が空に向かって伸びていくようなすべてのメッセージに対する感情を補完する存在であり、そのことはわれわれのメディアを熱くする。
 13. K.U.R.I. のように建築のコンセプトを強調することは重要であるが、すでにそれが破壊的な芸術のことば遊びや功利的な企業の指標となっていることを恐れるべきである。
 14. だからこそ、われわれはパーソナルコンピューターの一部を担っていくべきなのだろうか。
 15. パーソナルコンピューターは3つの側面からなる。
  a) 機能的 - 経済的 - 省略された意味・整理された値
  b) 構造的 - 数学的 - 埋め込まれた升目・構成された直線
  c) 精神的 - 内容 - 必要のない欲求・個人的な選択
 16. 3つの要因のすべては、パーソナルコンピューターが利用される条件において、複数の偶然を強調する。
 17. これらの基本的な条件(≒当事者意識)は、全体と個別の部分の関係の痕跡を残す。
 18. 建物の素材、構造、形、色、そしてリズムは、部分の形、色、素材とリズムをいまだに決定し続けている。
 19. こうして、われわれは、18の方法によってつくられた建築の構成要素として絵画や彫刻や工芸を理解している。
 20. そしてこれらに含まれる状態は自由であり、主題の表現は終わりのないところにある。
 21. 以上のことをふまえて、われわれはUnitという条件とその法則の果てを提示する。
 22. Kuriは技術の達成を芸術と結合することを目指した。
 23. 故にわれわれはいま機械的な絵画や動く造形、空間と形態を変化させてくれるような建築に触れることができるようになっている。
 24. しかしながら当事者意識に関しては、最後には、建てかえるのではなく、従来の静的な芸術に引き継がれるべきである。
 25. 法則は偶然的なものであり、また行為的で限定的なもの。そして、
 
 統合され
 
 記譜的で
 
 内包された
 
 触知できる
 
 誰しもに利用されるメディアを用いながらも
 
 Unit、それぞれに、分類されない
 
 目印である
 
 Unit!
 
 途切れることなく送受信される情報の中で:
 
 Unit のしるしは新しい圏からのメッセージ。
 
 Unit
 
 東京、2019年3月2日

 佐々木樹、田巻海
K.U.R.I.宣言
 
Ⅰ. 分析
 
 1. 分析(解体と崩壊)は総合(芸術の統合)のまえに続けられなければならない。
 2. 芸術は、この道を自然(受継がれた形態に関して)から始まり、つぎのようなさまざまなイズムを通っていく。
  a) 印象主義は色彩と線の分析をした
  b) 未来主義は運動と時間の分析をした
    マリネッティ - ボッチョーニ
  c) 表現主義は基本的形態と感情の分析をした
    カンディンスキー - クレー
  d) ダダは分析のモードとして破壊を追究した
    ツァラ - シュヴィッタース
  e) キュビスムはマッスと空間の問題から素材と幾何学的形態へと前進した
    ピカソ - オザンファン
  f) ロシア構成主義は基本的形態と基本的構成のイデオロギーに到達するまで前進した
    マレーヴィチ - リシツキー
  g) ワイマール・バウハウスは建築的理論を与え、工房のマイスターに新しいモラルを与えた
    グロピウス - アルバース
  h) オランダのデ・ステイルは水平と垂直の装飾的な様式を産んだ
    ファン・ドゥースブルフ - フルッサール
 3. こうして分析のプロセスは、厳格な幾何学的形態と平面的形態を、スペクトルの色彩と白・黒のスケールに到達させた。
 4. これらの要素はこれ以上分解しないだろう。したがって、分析の時代は終わった。
 5. (同様に19世紀の科学的な仕事も研究や記録や分類が行われる。)
 6. 一方、20世紀においては科学的に供給がなされる(技術、社会学、医学)
  
Ⅱ. 総合
 
 7. 芸術は統合されたときにのみ、ふさわしい状態になる。
 8. 総合芸術は人間の活動の最も高次なもの、つまり建築である。
 9. 人が石、セメント、鉄、ガラス、木を結合し、破壊された自然を創造することにおいて総合するということは、幾何学の法則にしたがって分析された空間の構成をすること。
 10. 人の新しい考えのための功利主義の実現は、芸術表現に向かってどこまでも活動中である。
 11. 感情(倫理的、美学的)のユートピア的思考の追究という主題の代わりに、物質的主題(触ることのできる)を確立すること、したがって、理性的であるということ。
 12. 新しい建築に対する世界中の切望は、すべての土地の新しい鉄鋼の作品や塔が空に向かって伸びていくだろうというわれわれの信念を熱くする。
 13. K.U.R.I. という建築のコンセプトを強調することは重要であるが、すでに破壊的な芸術のことば遊びや功利的な企業の指標となることを恐れている。
 14. したがって、われわれは新しい建物を実際に建てなければならない。
 15. 建物は3つの部分からなる。
  a) 機能的 - 経済的
  b) 構造的 - 数学的
  c) 精神的 - 内容
 16. 3つの要因のすべては、建築の基礎的指針において、1つの同じ幾何学的法則を強調する必要がある。
 17. この基本的な指針(モチーフ)は、全体と個別の部分の特徴を決定する
 18. 建物の素材、構造、形、色、そしてリズムは、部分の形、色、素材とリズムを決定する。
 19. こうして、われわれは、上記の方法によってつくられた建築の構成要素として絵画や彫刻や工芸を理解する。
 20. これらに含まれる芸術は自由であり、主題の表現は終わりのないところにある。
 21. 以上のことを表すために、われわれはKuriということばをコンセプトとして表明する。
 22. Kuriは技術の達成を芸術と結合する。
 23. 最後に、われわれは機械的な絵画や動く造形、空間と形態を変化させるような建築を手に入れるだろう。
 24. 運動は、最後には、置きかえるのではなく、従来の静的な芸術に引き継がれる。
 25.偶然は法則的なものになる。装飾的で表現的なものは、
 
 構成的で
 
 実用的で
 
 合理的で
 
 インターナショナルな
 
 美しいイデオロギーの場に
 
 Kuri、ひとつの、分割できない
 
 世界観である
 
 Kuri!
 
 新しい立方体に:
 
 Kuri の世界は最初の立方体の住まい。
 
 Kuri
 
 ワイマール、1922年12月
 
 モルナール・フォルカシュ、ステファン・ヘンリック、ヨハン・フーゴ、ワイニンガー・アンドル(ハンガリー)、クルト・シュミト、オットー・ケヘル(ドイツ)、ハインリヒ・コッホ、R、コスニック(チェコスロヴァキア)、ゲオルグ・テルシェール(オーストリア)、アドルフ・パリス(エストランド)、セミフ・レステム(トルコ)、L・チャチノヴィツ
 
出典:
モルナール・フォルカシュ(井口壽乃訳) :「K.U.R.I.宣言」.井口壽乃、圀府寺司編『アヴァンギャルド宣言 中東欧のモダニズム』(三元社、東京、2005) 29-32頁所収
U.N.I.T.宣言
 
Ⅰ. 分析
 
 1. 分析(解体と崩壊)は総合(芸術の統合)のまえに続けられなければならない。
 2. 芸術は、この道を自然(受継がれた形態に関して)から始まり、つぎのようなさまざまなイズムを通っていく。
  a) 印象主義は色彩と線の分析をした
  b) 未来主義は運動と時間の分析をした
    マリネッティ - ボッチョーニ
  c) 表現主義は基本的形態と感情の分析をした
    カンディンスキー - クレー
  d) ダダは分析のモードとして破壊を追究した
    ツァラ - シュヴィッタース
  e) キュビスムはマッスと空間の問題から素材と幾何学的形態へと前進した
    ピカソ - オザンファン
  f) ロシア構成主義は基本的形態と基本的構成のイデオロギーに到達するまで前進した
    マレーヴィチ - リシツキー
  g) ワイマール・バウハウスは建築的理論を与え、工房のマイスターに新しいモラルを与えた
    グロピウス - アルバース
  h) オランダのデ・ステイルは水平と垂直の装飾的な様式を産んだ
    ファン・ドゥースブルフ - フルッサール
 3. こうして分析のプロセスは、厳格な幾何学的形態と平面的形態を、スペクトルの色彩と白・黒のスケールに到達させた
  4. これらの要素はこれ以上分解しないだろう。したがって、分析の時代は終わった。
 5. (同様に19世紀の科学的な仕事も研究や記録や分類が行われる。)
 6. 一方、20世紀においては科学的に供給がなされる(技術、社会学、医学) 
 
上記の分析についてさしたる異論はない。U.N.I.T.宣言に与えられた役割はこれからK.U.R.I.宣言と同様の方法を用いてメディアにおける自然について分析を行っていくことである。21世紀における造形的思考の基礎を考察するための旗となることを意図し、K.U.R.I.宣言における「Ⅱ.総合」を以下のように改訂する。
 
Ⅱ. 総合
 
 7. 芸術は統合されたときにのみ、ふさわしい状態であるべきだ。
 8. 総合芸術は人間の活動の最も高次なもの、つまり建築である。またパーソナルコンピューターは、今や人間の活動の最も高次なものである。つまり総合技術である。
 9. 人が石、セメント、鉄、ガラス、木などを結合し、破壊された自然を創造することにおいて総合するということは、幾何学の法則にしたがって分析された空間を構成をすることであった。
 10. 人の新しい考えのための功利主義の実現は、建築においてもパーソナルコンピューターにおいても未来に向かってどこまでも活動中である。
 11. 感情(倫理的、美学的)のユートピア的思考の追究という主題の代わりに、物質的主題(触ることのできる)を確立すること、したがって、理性的であるということは確かに必要である。
 12. パーソナルコンピューターに対する世界中の切望は、新しい鉄鋼の作品や塔が空に向かって伸びていくようなすべてのメッセージに対する感情を補完する存在であり、そのことはわれわれのメディアを熱くする。
 13. K.U.R.I. のように建築のコンセプトを強調することは重要であるが、すでにそれが破壊的な芸術のことば遊びや功利的な企業の指標となっていることを恐れるべきである。
 14. だからこそ、われわれはパーソナルコンピューターの一部を担っていくべきなのだろうか。
 15. パーソナルコンピューターは3つの側面からなる。
  a) 機能的 - 経済的 - 省略された意味・整理された値
  b) 構造的 - 数学的 - 埋め込まれた升目・構成された直線
  c) 精神的 - 内容 - 必要のない欲求・個人的な選択
 16. 3つの要因のすべては、パーソナルコンピューターが利用される条件において、複数の偶然を強調する。
 17. これらの基本的な条件(≒当事者意識)は、全体と個別の部分の関係の痕跡を残す。
 18. 建物の素材、構造、形、色、そしてリズムは、部分の形、色、素材とリズムをいまだに決定し続けている。
 19. こうして、われわれは、18の方法によってつくられた建築の構成要素として絵画や彫刻や工芸を理解している。
 20. そしてこれらに含まれる状態は自由であり、主題の表現は終わりのないところにある。
 21. 以上のことをふまえて、われわれはUnitという条件とその法則の果てを提示する。
 22. Kuriは技術の達成を芸術と結合することを目指した。
 23. 故にわれわれはいま機械的な絵画や動く造形、空間と形態を変化させてくれるような建築に触れることができるようになっている。
 24. しかしながら当事者意識に関しては、最後には、建てかえるのではなく、従来の静的な芸術に引き継がれるべきである。
 25. 法則は偶然的なものであり、また行為的で限定的なもの。そして、
 
 統合され
 
 記譜的で
 
 内包された
 
 触知できる
 
 誰しもに利用されるメディアを用いながらも
 
 Unit、それぞれに、分類されない
 
 目印である
 
 Unit!
 
 途切れることなく送受信される情報の中で:
 
 Unit のしるしは新しい圏からのメッセージ。
 
 Unit
 
 東京、2019年3月2日

 佐々木樹、田巻海
出展作家
田巻海

写真家

http://kaitamaki.com/

1991 04 山梨県甲府市生まれ
2014 03 法政大学経済学部 卒業
2016 03 武蔵野美術大学大学院造形研究科 修了

個展

2016 12 新宿ニコンサロン “null”
2017 03 大阪ニコンサロン “null”

受賞

2018 第18回 写真 1_WALL 審査員奨励賞 鈴木理策選

各々の形体は必然性から存在するものである。にも関わらず、それがなぜ必要なのかを知らず、調べようともしない。僕はただそれらを見ているだけである。
既に付された説明によってそれらの形体を理解するのではなく、自らが判断した関係性を与えることによって固有名詞化することで、それらの形体の必然性を明らかにしたい。

kai.quruli@me.com
Kai TAMAKI

Photographer

http://kaitamaki.com/

1991 04 Born in Yamanashi Pre. , Japan
2014 03 Hosei University, BA in Economics
2016 03 Musashino Art University, MA in Design Course, Photography

Solo Exhibition
 
2016 12 “null” Nikon Salon, Shinjuku
2017 03 “null” Nikon Salon, Osaka

Award

2018 18th, Photography 1_WALL, Prize for encouragement Selected by Risaku Suzuki

Each form exist due to necessity in my works. Nevertheless, I don’t know the reason why their forms are necessary, moreover, I don’t attempt to examine how it made. I just look at their forms.
I would like to clarify necessity of their forms not to understand by the descriptions already attached, but I give the relationships judged myself.
For the language no one use, Size variable, Ink jet print, 2018
佐々木樹

詩人

1992 宮城県生まれ
2015 法政大学社会学部社会学科 卒業
2017 日本大学大学院芸術学研究科文芸学専攻 修了
2018 大正大学心理社会学部人間科学科 副手

《物質詩》とは、構造主義に由来するモンタージュ理論と、ヴィジュアル・ポエトリーにおけるコンステレーション的方法を手掛かりとした、”触覚的型態”である。

umakutodokanai@gmail.com
Miki SASAKI

Poet

1992 born in Miyagi,Japan
2015 BA in Social Sciences,Hosei University
2017 MA in Literary arts, Nihon University
2018 Assistant, Department of Human Sciences, Taisho University

《Material poetry》is “haptic typage” influenced by the montage theory coming from structuralism and constellational approach used in visual poetry.
《Material poetry》─〈National colors〉│ PNH, Ink, medium, paper on canvas, 606 × 606mm, 2018